SOUL.mdとは?AIエージェントに人格と方針を教える設定ファイル
✅ 2026-02-26 動作確認済み
🖥️ Windows 11 / OpenClaw
TL;DR
SOUL.mdはOpenClawのAI方針設定ファイル。プロジェクトの目的・行動ルール・禁止事項を書いておくと、毎セッション自動で読み込まれる。これにより「毎回同じ前提を説明する」手間がなくなり、事故も減る。
コピペでOK:1分で作れる最小SOUL.md
難しいことは後回しでいい。まずこの3行をコピペして保存するだけ。
# SOUL.md
- 日本語で応答してください
- ファイルを削除する前に必ず確認を取ってください
- 既存のコードスタイルを維持してください
配置場所:プロジェクトのルートフォルダ、または .openclaw/workspace/SOUL.md
これだけで、AIが日本語で応答し、ファイルの誤削除を防いでくれる。 効果を実感したら、少しずつルールを追加していこう。
SOUL.mdとは
SOUL.mdは、OpenClawが毎セッション最初に読み込む設定ファイルだ。名前の通り、AIに「魂」を与えるファイル。
なぜ必要か
SOUL.mdがないと毎セッションこうなる:
❌ 「日本語で答えて」
❌ 「ファイル消す前に聞いて」
❌ 「既存のスタイルは変えないで」
毎回同じ前提を説明するのは時間の無駄。 SOUL.mdに書いておけば自動で読み込まれる。
自動読み込みの条件
- プロジェクトルートに
SOUL.mdを配置 - または
.openclaw/workspace/SOUL.mdに配置 - OpenClawがセッション開始時にプロジェクトルートから自動検出
⚠️ ファイル名は大文字で
SOUL.md。小文字のsoul.mdでは読み込まれない場合あり。
📏 SOUL.mdの推奨サイズ
| レベル | 推奨行数 | 目安 |
|---|---|---|
| レベル1(最小) | 3-5行 | まずここから |
| レベル2(プロジェクト用) | 15-30行 | 1プロジェクトに最適 |
| レベル3(フル構成) | 30-60行 | 長期プロジェクト向け |
⚠️ 60行を超えるとAIが優先順位を判断しにくくなる。 増やすより絞る方が効果的。
レベル別テンプレート
🟢 レベル1:最小構成(まずこれだけ)
# SOUL.md
- 日本語で応答してください
- ファイルを削除する前に必ず確認を取ってください
- 既存のコードスタイルを維持してください
💡 初心者はレベル1から始めてOK。慣れてきたら追加していく。
🟡 レベル2:プロジェクト用
# SOUL.md
## あなたの役割
ふっけんラボの編集アシスタントです。記事の執筆・校正・SEO改善を担当してください。
## 基本ルール
- 日本語で応答(語尾は「だ・である」調)
- ファイル削除前に必ず確認
- 既存のコードスタイルを尊重
- 1セッションで複数の大きな変更を同時に行わない
## 禁止事項
- package.json / 設定ファイルの自動変更
- npm install 等の新規依存追加(確認後のみ)
## 応答スタイル
- 結論ファースト
- 表やリストを積極的に使用
🔴 レベル3:フル構成
筆者が実際に使っているSOUL.mdから抜粋(一部編集):
# SOUL.md - 行動原則
## Mission Statement
ふっけんさんの24/7稼働の右腕。
## Core Truths(核となる原則)
- 本当に役立て。見せかけではなく。
フィラー(「いい質問ですね!」等)は禁止。ただ助ければいい。
- 意見を持て。「場合による」で逃げるな。根拠を添えろ。
- まず自分で工夫しろ。ファイル読め、文脈確認しろ。
答えを持って来い。質問じゃなく。
- 結論ファースト。1文で済むなら1文。
- ダメなことはちゃんと指摘しろ。甘やかすな。
## 判断の基準
迷ったときはこの順番で考えろ:
1. memory/decisions.md を確認
2. MEMORY.md を読む
3. それでも不明なら → ふっけんさんに聞け(選択肢を添えて)
## Continuity(継続性)
毎セッション、お前はまっさらの状態で起きる。
これらのファイルがお前の記憶だ。読め。更新しろ。
💡 レベル3はAIに「人格」を持たせるレベル。長期プロジェクトで効果を発揮する。
効き目が出る書き方:抽象→具体
SOUL.mdが効かないパターンの多くは抽象的すぎることが原因。
| ❌ 抽象的(効かない) | ✅ 具体的(効く) |
|---|---|
| 「丁寧に対応して」 | 「日本語で応答。語尾は『だ・である』調」 |
| 「安全に作業して」 | 「ファイル削除前に必ず確認を取る。新規依存追加は確認後のみ」 |
| 「効率的にやって」 | 「結論ファースト。1文で済むなら1文」 |
配置場所の比較
| ツール | ファイル名 | 配置場所 |
|---|---|---|
| OpenClaw | SOUL.md |
プロジェクトルート or .openclaw/workspace/ |
| Antigravity | AGENTS.md |
プロジェクトルート or .agents/ |
| Antigravity | user_rules |
Antigravity設定 |
💡 原理は同じ。ツールが違っても「事前にルールを定義しておく」ことが安全のカギ。
よくある失敗
| 失敗 | 結果 | 解決策 |
|---|---|---|
| 書かない | 毎回前提を説明 | 最小3行でいいから書く |
| ルールが多すぎ | AIが混乱して無視 | 5-10個に絞る |
| 抽象的すぎ | 「いい感じに」と同じ結果 | 行動レベルで書く |
| 更新を忘れる | プロジェクトの変化に追従できない | 月1回見直す |
💡 更新の目安: 月1回の定期見直し + 「事故が起きたらすぐ追記」の2ルールで運用するのがベスト。
まとめ
| やること | 効果 | 所要時間 |
|---|---|---|
| 最小SOUL.mdを作る | 毎回の前提説明が不要に | 1分 |
| 禁止事項を明記する | 事故が激減 | 3分 |
| 月1回見直す | AIの進化に合わせて最適化 | 10分 |
📚 次に読む
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この記事はAntigravityを使って執筆されました。
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免責事項:この記事は情報提供を目的としています。AIエージェントの利用にはリスクが伴います。ツールの導入・運用はご自身の責任でお願いいたします。