OpenClawとは?Claude搭載AIコーディングエージェントの完全ガイド
OpenClawはAnthropicのClaude搭載AIコーディングエージェント。文章設計・リサーチ・整理が得意で、ブラウザ操作にも対応。慎重派はまず「読む・まとめる」用途から始めるのが安全。
結論:OpenClawはこんなツール
OpenClawは文章設計・リサーチ・コード整理が得意なAIエージェントだ。ブラウザ操作にも対応しており、Webページの読み取りや操作も可能。
慎重派は、まず「ファイルを読ませる」「情報をまとめさせる」用途から始めるのが安全だ。いきなりファイル編集や大規模リファクタリングは避けよう。
| こんな人におすすめ | 理由 |
|---|---|
| 記事やドキュメントを大量に書く人 | テキスト処理の品質が高い |
| プロジェクトの設計を相談したい人 | 論理的な提案力が強み |
| 長期プロジェクトを進めている人 | 記憶機能で文脈を維持できる |
| ターミナル操作に抵抗がない人 | 本領を発揮する環境 |
OpenClawでできること/できないこと
事故を防ぐために、できることと、できないことの境界を最初に把握しておこう。
✅ できること
| 操作 | 権限レベル | 説明 |
|---|---|---|
| ファイルの読み取り | 🟢 安全 | プロジェクト内のコード・ドキュメントを読んで理解する |
| ファイルの作成・編集 | 🟡 要確認 | 新しいファイルの作成や、既存ファイルの修正 |
| ファイルの削除 | 🔴 危険 | 指示すれば削除できる(確認なしで実行される場合あり) |
| ターミナルコマンドの実行 | 🟡 要確認 | npm install, git commit, ビルドコマンド等 |
| Web検索・ページ読み取り | 🟢 安全 | 公開Webページの情報を検索・取得 |
| ブラウザ操作 | 🟡 要確認 | URLへの遷移、クリック、入力、スクリーンショット |
| プロジェクト全体の分析 | 🟢 安全 | フォルダ構造を把握して改善提案 |
❌ できないこと
| 操作 | 説明 |
|---|---|
| 画像の生成 | イラストやデザイン画像の作成は不可 |
| GUIアプリの操作 | ブラウザ以外のデスクトップアプリは操作不可 |
💡 安全に始めるコツ:最初は🟢安全の操作(読み取り・分析)だけ使い、慣れてから🟡要確認の操作に進もう。🔴危険な操作は SOUL.md で「確認必須」ルールを設定してからにしよう。
Antigravityとの比較
筆者は毎日OpenClawとAntigravityの両方を使い分けている。
| 比較項目 | OpenClaw | Antigravity |
|---|---|---|
| 搭載AI | Claude(Anthropic) | Gemini(Google DeepMind) |
| 動作環境 | ターミナル | VS Code |
| 得意分野 | テキスト処理・長文分析・論理的な設計 | UI構築・画像生成 |
| ファイル操作 | ✅ | ✅ |
| コマンド実行 | ✅ | ✅ |
| ブラウザ操作 | ✅ | ✅ |
| 画像生成 | ❌ | ✅ |
| 日本語対応 | ✅(自然) | ✅(自然) |
💡 筆者の使い分け:記事の下書き・設計・リサーチはOpenClaw、サイト構築・デザイン・デプロイはAntigravityという分担にしている。
OpenClawの独自機能
以下のSOUL.md・Memory・Cron等は、OpenClawの標準機能として提供されている。
SOUL.md — AIに方針を教える設定ファイル
SOUL.mdに書いた内容は毎セッション自動的に読み込まれるため、「毎回同じ前置きを説明する」手間がなくなる。
# SOUL.md の例
- 日本語で応答してください
- ファイルを削除する前に必ず確認を取ってください
- 既存のコードスタイルを尊重してください
💡 Antigravityにも同様の仕組みとして
AGENTS.mdやuser_rulesがある。
Memory — セッション間の記憶
memory/ディレクトリに判断結果や指示を保存し、セッション間で文脈を維持する。
Cron — 定期的なタスク自動実行
スケジュールに基づいてタスクを自動実行。毎朝の状態チェックや定期レポート生成など。
料金の考え方
| 料金体系 | 仕組み | おすすめ度 |
|---|---|---|
| 従量課金(API直接) | 使った分だけ請求。上限設定しないと暴走リスクあり | ⚠️ 上級者向け |
| 月額プラン型 | 一定額で利用可能な提供形態もある(環境により異なる) | ✅ 初心者向け |
⚠️ 料金体系はOpenClawのバージョンや利用環境によって異なる場合があり。公式ドキュメントで最新情報を確認のこと。
従量課金の場合の安全策
- Anthropic ConsoleでMonthly Limitを設定する — これを忘れると危険
- 使用状況をダッシュボードで定期確認する
- 長時間セッションを避ける — リトライが重なるとコストが跳ねる
セットアップ手順(チェックリスト形式)
✅ STEP 1:Node.jsの確認
node --version # v18以上ならOK
npm --version
入っていない場合はNode.js公式サイトからLTS版をインストール。
✅ STEP 2:インストール
npm install -g @anthropic-ai/claude-code
✅ STEP 3:APIキー設定
Anthropic Consoleでアカウント作成 → APIキーを発行 → 初回起動時に入力。
✅ STEP 4:動作確認
cd your-project
claude
まずは読み取り専用の安全なタスクで確認:
このプロジェクトのフォルダ構成を教えて
✅ STEP 5:SOUL.md作成
安全ルールを最初に定義しておく。
⚠️ つまずきやすいポイント TOP3
| 問題 | 原因 | 解決策 |
|---|---|---|
claude: command not found |
PATHが通っていない | ターミナルを再起動、またはPATHを手動追加 |
Permission denied |
管理者権限なしでグローバルインストール | sudo を付けるか、npxで実行 |
Invalid API Key |
APIキーのコピーミス・期限切れ | Anthropic Consoleで再発行・再入力 |
安全に使うための初期設定
| レベル | 設定 | 効果 |
|---|---|---|
| 🔴 必須 | SOUL.mdに「削除前に確認」を記述 | 誤削除を防止 |
| 🔴 必須 | 作業前にGitコミット | 何が起きても復旧可能 |
| 🟡 推奨 | 最初は読み取り→分析タスクから始める | リスクなしで使い方を覚える |
| 🟡 推奨 | API月額上限の設定 | 課金暴走を防止 |
| 🟢 応用 | Memoryの内容を定期チェック | AIの判断基準を把握 |
最初の1タスク — 安全に始める3ステップ
初めてOpenClawを使うなら、この流れで始めよう。ファイルの編集は一切させない安全なスタートだ。
ステップ1:リポジトリを読ませて要約
このプロジェクトの構成と目的を要約して
→ OpenClawがフォルダ構造を分析し、概要を説明してくれる。
ステップ2:改善案を出させる(実行はさせない)
このプロジェクトの改善点を3つ提案して。
ただしファイルの変更は行わず、提案だけにしてください。
→ 危険操作なしでAIの判断力を確認できる。
ステップ3:採用/却下を人間が判断
→ 提案内容を確認し、良いものだけ「これを実行して」と指示する。
💡 いきなり「全部やって」は禁止。 まずは「見て→考えて→提案して」の順番で信頼関係を作ろう。
実際の使用例
例1:記事構成案の作成(成功例)
💬 プロンプト:「ふっけんラボの記事を企画して。テーマはAIへの指示の出し方。タイトル案3つ + 見出し構成 + TL;DRで」
📝 結果:3案が返ってきて、うち1案を採用。見出し構成は微調整して使用。
例2:設定ファイルの修正(失敗→リカバリ例)
💬 プロンプト:「package.jsonを最適化して」
📝 結果:依存関係が書き換えられてビルドが壊れた。
🔧 リカバリ:git diff で変更を確認 → git checkout -- package.json で1秒で復元。
💡 教訓: 「最適化して」は危険ワード。「XXだけ変更して」と具体的に伝えるべきだった。Gitコミットしていたおかげで即復旧できた。
まとめ
| 始め方 | 内容 |
|---|---|
| 1. インストール | Node.js + npm install |
| 2. SOUL.md作成 | 安全ルールを最初に定義 |
| 3. 読み取りから始める | いきなりファイル編集はしない |
📚 次に読む
- 👉 AIへの指示設計入門 — 事故を防ぐ「指示の出し方」テンプレート
- 👉 3大事故と防ぎ方 — 安全に使うための必須ルール
この記事はAntigravityを使って執筆されました。記事の構成案はOpenClawで生成しています。